M3比較

M3.1と類似商品との比較実験

HairWorkFLUXで使用している電子トリートメントM3.1と紛らわしい商品名で販売されている類似商品。この類似商品が名前だけではなく、理論もよく似ており、お客様が混乱しています。類似商品とM3.1が名称以外の成分でも類似しているのか実験しましたので、その結果をご報告します。

1 『酸化還元電位ORP値』比較

22_ORP.jpg 酸化還元電位、ORP値の比較実験です。酸化還元電位はプラスの値が大きいほど、ものを酸化させる力が強く、マイナスの値が大きいほど、酸化を防ぐ還元力が強いことがわかります。今回は酸化還元電位計CUSTOM ORP Meter ORP541でそれぞれ測定しました。測定結果は、M3.1が「-229」、他社製品が「46」。M3.1が還元力を有していることがわかります。類似商品も、M3.1同様、ミネラルにて電子を与えるといった主張をしているものの、この数値をご覧いただければ、その主張が本当かどうかお解りだと思います。

2 『pH値』比較

22_PH_M3.jpgpH値の比較実験です。ライン精機株式会社製デジタルpH計•EH-1000でM3.1と類似商品を、本当に浸透力があるのか?、それぞれ測定しました。測定結果は、M3.1が「10.63」、類似商品が「6.86」となっています。M3.1が強アルカリ性であるのに対し、類似商品はほぼ中性です。

3 分析試験結果 

分析:日本食品分析センター
M3.1と類似品、それぞれに「ヒ素」「鉛」「ケイ素」が含まれていないか分析試験を行ったところ、類似商品は「シリコンを使わず、このツヤ」とありますが、11ppmのケイ素(Si,シリコン)が検出されました。
もちろんM3.1は「検出せず」でした。

4 水分蒸発実験

test_M31.jpgtest_M3D.jpg左 M3.1 右 類似商品
M3.1と類似商品、それぞれをホットプレートで蒸発させ、残ったものを撮影しました。M3.1は、溶けていたミネラルが粒子の形で残りました。類似品も白い膜状のものが残りました。仮にこれをすべてミネラルとしても、その量はM3.1と比べると、はるかに少ないものでした。

以上の実験•試験の結果からは、M3.1と類似商品に、特に同じ性質を見つけることができませんでした。類似品は電子を供給すること、浸透力を高めることができないので、最後の仕上げ時に高温のアイロンでシリコンを熱凝固させる必要があるのだと考えられます。
「M3.1」の名前に類似した「〜M3」や「M3〜」にご注意ください。

実験資料提供 armada style